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今週の阪神競馬場土曜メインレースは、第54回ＧⅢ毎日杯。毎日杯は３歳オープンのレースで、皐月賞へ向けての最終切符ともいえるレースです。

まず毎日杯で注目が集まるのは、ニュービギニングになりそうです。ディープインパクトの半弟の血統で、新馬からホープフルＳを連勝した馬。当時はクラシック候補の呼び名もあったのですが、共同通信杯ではトップレベルに歯が立たず４着。期待された、すみれＳは７着とすっかり名を落としてしまいました。毎日杯を勝って皐月賞へ向かえるのか、まさに試金石のレース。

昨年の夏、札幌２歳Ｓを勝ったナムラマース。ラジオＮＩＫＫＥＩ杯２歳Ｓ３着、きさらぎ賞は２着と安定しています。しかし皐月賞へ胸を張って出走するためには、毎日杯は勝っておきたいところ。安定した成績でも勝ちきれていない辺りが、やや成長に疑問もありそうな感じがします。

現在未勝利と500万下を連勝中の、クレスコワールドは獲得賞金の関係で、２着までに入らなければ皐月賞の出走は微妙なところ。下級条件から上がってきた馬にとっては、強い相手と戦ってどう結果を出せるか。毎日杯の結果は、将来へ向けての出世に影響を与えるでしょう。

白梅賞を買って２ヶ月ぶりのレースとなるブラックオリーブは、毎日杯を目標にしてじっくり仕上げています。阪神の外回りコースとなる毎日杯を選んだのも、厩舎サイドがこの馬の特性を見極めてのもの。強い相手との戦いに、万全の体制で挑みます。

阪神競馬場の1,800mで行われる毎日杯は、フルゲート16頭のレース。重賞レースなので２着までに入って賞金加算すれば、皐月賞に出走可能な馬が多く熾烈な争いになりそうです。

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